asten×FUGGICOSIインテリア情報コラムVol.10

冨士ファニチア「Agio(アージオ)」シリーズ

ソファに身をゆだねた時、身体を支えるフレームの要には、体重と共に様々な方向からの負荷がかかります。その負荷を吸収し保つ耐性の秘密が、この美しい曲線を描く「木のしなり」に隠されています。
一見すると繊細で折れてしまいそうですが、湾曲部分の強度は金属溶接よりも強く、衝撃による負荷を様々な方向へ分散する柔軟性があります。
座った時の感触も、バネが入っているかのようにしなやかに身体を支え、またそのような耐性を兼ね備えているとは思えないほど軽量で、一人掛けであれば女性の力でも「ちょっと気分転換に。」と、お好みの場所へ移動することが可能です。

これは無垢の木材には出せない性質であり、「Agio」シリーズ最大の特徴「成形合板」技術による木材部分の仕上げによるもので、薄く剥いだ木の層を、方向が互い違いになるように貼り合せて合板をつくり、デザインに応じて合板をしならせて形成しています。

例えば、誰もが一度は目にしたことがあろうかと思われる、背もたれから座面まで一体化したデザインの「アントチェア」や「セブンチェア」も、当時としては新しい技術であった成形合板を用いた、北欧家具を代表する椅子です。いずれも軽やかな外見に反して、大柄な北欧人が腰掛けてもびくともしないのですから丈夫さについてはお墨付ですね。

先ほどあげたものに加え、大量生産が可能(≒比較的安価)であること、デザインの自由度の幅が広がることもこの製法の魅力です。
優れた成形合板技術持つ、日本でも数少ないメーカー、冨士ファニチアの「Agio」シリーズは、フレームの確かさ、フォルムの美しさに加え、パーツの組み合わせでお好みの仕様にオーダーいただけます。

サイズ:レギュラー/ワイド 、肘無し/片肘付/両肘付 ※連結可能です。
フレーム:ライト色~ダーク色 全5色(オーク/ウォールナット)
張り地:皮革20種類以上、合皮10種類以上、布60種類以上 布に限りカバーリングタイプもございます。

※アステン掲載のリクライナー仕様はレギュラーサイズ・1人掛のみとなります。(フレーム・張り地は同様)

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